こんにちは。鬼です。
ふるさと納税が定着してきて、専門誌なども出版されてなにかと話題になってます。
そう言う私もふるさと納税にお世話になっている一人です。
ふるさと納税
ふるさと納税とは、日本全国の自治体に自分の所得に比例した金額までを自己負担額2,000円で納税することができる制度です。
ここまで爆発的に知名度が上がったのは、寄付した金額に応じて各自治体からお礼の品が頂けるからでしょう。2,000円で買えるもの以上の価値があるものが送られてくるのであれば誰でもお得であることに気が付くでしょう。
私も、10,000円の納税で焼酎を3升頂きました。3升ですよ。1升瓶3本です。
先ほども記載しましたが、自分の寄付限度額以内であれば自己負担は2,000円です。
三升のお酒を頂いて、一時的に10,000円は払いますが、8,000円分は次の年の税金から控除(8,000円が差し引かれた分が税金として支払う額となる)されます。
この場合だと、それほど利点があるかわからないですが、寄付金の上限は一般的なサラリーマンなら5~8万円程度になるようです。
従って、例えば5万円を寄付して15升もの焼酎をいただいたなら、なんと2,000円分で15升という驚異的なコストパフォーマンスになります。
ふるさと納税を初めて利用する際は、納税額が控除されるのは来年の税金となるため、それまでは一時的にお金が減ったように思うでしょうが、1年という長い目でみると確実にお得な制度となってます。確実に利益を得られる投資だと思うと良いのかもしれません。絶対に元本割れはありません。
ただし、ご自分の控除額の上限はあらかじめ調べておきましょうね。
5万円が控除上限の人が、20万円を寄付しても控除されるのは5万円までで、残りの15万円は単純に寄付したことになってしまいますので。
ふるさととは?
残念ながら今回はふるさと納税制度を紹介する話ではございません。
『ふるさと』そのものを考える話です。
さっそく本題に入ります。さて皆さん、地元の自治体に納税してる人はどれ程いると思いますか。
私は焼酎をもらいたいがために、九州にばかり納税して地元には一度も納税した事がありません。
なんだか改めて文章にすると地元を裏切ってるような罪悪感すら感じてしまいますね。
このふるさと納税を通して、改めて地元という意味の『ふるさと』を考えていた時に、最近、ふるさとに帰郷していないことに気がつきました。
それでも年に1、2度は帰郷しているため、親と離れて暮らしている人の平均帰省率よりは高いのかも知れません。
私の周りでは、ここ数年間で一度も帰郷していない友人は珍しくありません。
帰郷する度に、親から結婚話しを聞かれたり、実家での日を重ねるごとに懐かしさが薄れてしまい親の存在がうっとうしくなるものです。従って、実家にかえるよりも海外でリフレッシュした方がいいや。となる人の気持ちも良くわかります。
私自身、ふるさとに帰る時間があるのであれば、他の行ったことの無い場所に旅行に行きたいと思う人間です。
親の存在
ところで、みなさんは旅行先はどのように決めてますでしょうか?
長年、行ってみたいと夢見ていた場所、バリバリのリゾート地、セレブリティな避暑地、感動が約束された世界遺産など様々だと思います。
そこに今日の話題の『ふるさと』は入ってますか?
入っていないでしょうね。私も絶対に入りませんから。
先日、日本人の平均寿命は男性が約80歳、女性が約87歳だという記事を何気なく見ていた時に、ふとこんなことを考えました。
『そっかー、親父ももうそろそろ70近いな~。ん?
ってことはあと10年足らずで日本人の平均寿命になってまうのか。
ビックリだな。ってか、マジか!?』
そこで、期待半分でもうちょっと長生きするとして、こんな計算をしてみました。
自分の両親が85歳まで生きられるとします。
現在はどちらも65歳程度なので、あと20年で寿命を迎える計算です。
そこに、私がふるさとに帰郷する時間を掛けてみます。ざっと、年に7日程度帰ってると思うので、両親と顔を合わせて過ごせる期間は以下の通りです。
20×7=140日
約4.5ヶ月です。
時間にすると、3,360時間ほどとなります。
これが今、両親と離れて暮らす私に残された両親との時間です。
多いか少ないかは人それぞれかと思いますが、この数字に私は衝撃を受けてしまいました。
年に2、3日しか帰郷しない方はおそらく3ヶ月を切っています。
もう少し親孝行しないとまずいかなとか、いろいろと考えさせられる数字だと思いました。
旅行は私の生きがいなので自分のために続けるでしょうが、旅行先の選択肢に『ふるさと』を加えてみようかなと真剣に考えてみたいと思います。
親のためにそろそろ動かないと時間が無くなるので。
鬼でした。